矯正でかみ合わせをなおす ~前歯がかみ合わない~
2009 年 8 月 31 日 月曜日今回は 矯正治療で かみ合わせをなおした症例を 紹介します。
患者様は 25歳の女性の方です。
「奥の歯がはえてくるにつれて だんだん前歯が咬めなくなってきた」とのことでした。
初診の時の写真です。
お口の中をみせていただきますと 確かに前歯が咬んでいないことがわかります。
このような咬み合わせの原因の一つに、下の親知らずが生えてきたことで前の歯が押された、ということが考えられますが、同時に下の歯並びの乱れ(ガタガタ感)も出てきています。
上あごも幅が狭く 前歯がガタガタと重なっているところがあります。
患者様が、どんどん咬めなくなってきた、というわれるように
確かに前歯がすりへっているので、子供のころは前歯どうしが噛み合っていたことがわかります
(子供のころから、前歯がかみ合ってない方は、治療が難しくなります)
レントゲン写真、模型などをを合わせて、総合的に診断した結果 上あごの4番目の歯を2本と 下あごの親知らずを2本(上の写真の緑矢印です)抜いて
表側から矯正装置をつけて 治療を開始することになりました。
治療途中のお口の中の写真です。
よくかめるようにするために、患者様自身にもご協力していただき、下の写真の矢印部ようなゴムを使ってもらいながら治療をすすめていきます。
だんだん咬めるようになってきました。
装置を外した時の写真です。治療期間は2年と2カ月でした。
以前よりかみ合わせも良くなり 患者様も喜んでいただけました。
さて、矯正治療は、装置が外れたから終了、というわけではありません。
装置を外した時から、「後戻り」との戦いになります。
これは、時間をかけて、動かしてきた歯が、装置による力がなくなり、元の場所に戻ろうとすることです。
そのため、治療後は、少なくとも治療期間と同じ期間(この方の場合であれば2年2か月)保定といって、後戻り防止の装置を使っていただく必要があります。
そして、治療終了後も定期検診を行い、安定した歯並びが維持できているか、チェックしていきます
下の写真は治療後3年経過した写真です。
治療後、時間が経っていますが、咬み合わせも安定しています。
このように、矯正治療は患者様とのお付き合いがとても長くなる治療です。
そのぶん、患者様の安定した歯並びだけでなく、虫歯や歯周病のチェック、クリーニングなどを行うことで、お口の中全体の健康を保つことができます。
今後とも、長くお付き合いいただき、患者様の健康と豊かな人生に役立てたら、と思います。






































